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シェダルのデザイン―Technics and Design―

象嵌細工

象嵌(ぞうがん)は、飛鳥時代に日本に伝わったとされる工芸技法のひとつです。
象は「かたどる」、嵌は「はめる」という意味で、ひとつの素材に異なる素材をはめ込む加飾法です。
木材に模様を彫り、そのくぼみに別の木材をはめ込み、カンナで削って作られます。

須弥段

ご本尊様をお祀りする須弥段は、2段とも取り外すことができます。お祀りの仕方に合わせて、お好みの方法でご使用いただけます。取り外しができることで、簡単に拭き取りができ、ホコリや灰などが隅に溜まることなく、清潔にお使いいただけます。

背板

ご本尊様をお祀りする中央部分の背板は、メープル材を使用することでニュアンスを与えています。
まわりの桜材よりもワントーン明るい色合いで、照明が当たるとより明るく引き立ちます。

扉の中央部分は、少し丸みを持たせた、厚みのあるデザインになっています。
どっしりとした肉厚な板で、高級感を感じさせる造りです。

照明

LEDライトの手前には垂れがついています。
正面から見たときにライトの光が間接的になり、
やわらかな雰囲気を漂わせます。

欄間

欄間部には、桜模様と同じようにブラウンカラーででラインが入れられています。全体を引き締めるアクセントとなり、おしゃれな印象になっています。

取っ手

扉、引出しには指をかける部分が大きめに作られています。開閉しやすく、取っ手の位置も分かりやすい仕様になっています。

シェダルの材質―Materials―

桜 ヤマザクラ

桜材はやさしく滑らかな木肌が特徴で、木目は細かく、目が詰まっています。
肌触りが良く、木のぬくもりが楽しめる風合いになっています。
色は淡いピンク色で、やさしく温かい印象を与えます。

メープル

白く透明感のある色合いと、滑らかな質感から、清潔感を感じさせる木材です。
さざ波のような波状杢や、鳥の眼のようなバーズアイ(鳥眼杢)など、表情豊かな美しい木目も魅力の一つです。

ウレタン塗装

ウレタン仕上げは表面に硬い樹脂の膜ができるため、水気や汚れに強く、キズがつきにくいのが特徴です。うっかり飲み物などをこぼしても、すぐに拭き取れば汚れが染み込むことはありません。
お手入れも拭くだけでとても簡単。定期的なメンテナンスは必要ありません。

シェダルのその他の機能―Other functions―

LED照明
明るいLEDライトを完備しています。
ライトの右手前にスイッチがあります。

LEDは紫外線を発生させないため、お仏壇やお仏具の劣化や変色を防ぎます。
また、省エネで経済的・長寿命・熱を持たないなどのメリットもあります。

引出し
引出し内部には桐材を使用。
内部の湿度を一定に保ち、防虫効果もあります。
短寸のお線香やライター、お念珠などが収納できます。

引出し内寸 27.5×19.5×3.0(幅×奥行×高さ)

お膳引き
引出しの上部には、お膳引きが完備されています。
引き出してお線香やろうそく、お食事などをお供えできます。

シェダルのサイズ―Size―

お祀り一例