具足

お仏壇にお祀りする仏具一式のことです。
仏具の基本となる「花立」「火立」「香炉」の三種類を一組としたもので、「三具足」と呼ばれます。
これに、仏飯器・茶器・線香差しなどを加えて仏前に配置します。

りん

りんとは、読経時に鳴らす梵音具の一種です。
「りーん」と鳴る音が特徴で、その澄み切った音は極楽浄土まで響き、仏様の耳にも届くといわれています。
お参りの際の「ごあいさつ」として使われます。

数珠

元来は念仏を唱える時に使う法具で、珠のひとつひとつが人間の煩悩を祓ってくれる仏様であるとされてきました。
現代では、お墓参りやお葬式、法事などに数珠を持つことが一般的になっています。

線香

仏教ではお香は穢れを祓い、心身を清浄にするために用いられてきました。
また、「亡くなった方はお線香のよい香りを食す」という考え方や、「天に昇ってゆく煙は、天上と現世をつなぐもの」と考えられていたことも、お参りの際にお線香を焚く習慣の一因となっています。